「福島原発で今起きている本当のこと」宝島社ーを読んで
(東電の余りにもずさんな対応が今も続いている)
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この告発は内部の技術者がしている、でも専門的知識がなくても理解できる
何かそれほどむずかしい専門的なものでもない
原子力となるとまず素人はわからないから黙っていろとなる
政府と東電と一体化して利権化権力化してそこはアンタッチャブルの原子力村になり
外部の者が入るのを拒む村ができあがった
著者もその原子力村周辺から出ないで閉ざされた原子力村にかかわるだけだとなった
一種のブラックボックス化した狭い範囲で外部との交流を断絶していたとなる
ここで告発した技術者は多様な外部の人を中に入れるべきだったとしている
外部の人に点検させるべきだったとしている
それが強力に権力化してできなくさせた、素人がわからないというけどその内部で仕事していた人たちは素人だったという、どんな専門的なことでも何か素人でもわかることがあるともなる、素人の指摘が的を得ていることもあるという
それを現場の人から聞いた、その人は現場で仕事していた、でも監督する人に直接その不具合などを言って提言までしていた
現場の人が何もわからないということでもなかった
ただ強権的に上の人が命令するので逆らえないとなる
自分自身職についていないからそういう経験がないからわからない
ただ駅のボランティアをして上り下りがありそのホームが外から来た人が意外とわからない、それで何度も聞かれたのでそのことを駅長に言ったのである
そしたらホームをまたぐ橋の入り口に行き先の表示をしてくれた
また水戸管理局の人が来て向かい側のホームの休憩所に行き先を表示してくれた
それは改札からホームに入ると一番目につくからそれを言ったらしてくれたのである
水戸管理局の人は見回りして点検している
でもそれに気づかなかったのである
それはそもそも乗客とは直接接していないからである
JRでは毎日安全運転のために線路とか電気設備は点検しているが乗客へのサービスをあまり重視していない、だからそれを指摘する人がいる
原発というのは複雑怪奇なものにもなっていたがそれが全部わからないというのでもなかった、この本では何度も配管が無数にあり老朽化して危険だったと内部の人が事故前にも言っていたが東電の幹部は取り合わなかった
配管とかなると素人でも直接見れば痛んでいることがわかったとなる
ただ何も言えないような状態にしていた
下請けでも東電に嫌われると仕事がもらえないとかなり何も言えなかったとなる
なぜそうなるかというと権力化するとそういう下からの意見など聞かない無視できる
科学的な合理性があっても無視できる、科学技術者であってもそうした科学でも合理的なことでも無視できる
また政治家もかかわって一体となりさらに強固に権力化するとそれを外部から点検できない、何も言うこともできない、原子力村に閉ざされてさらにブラックボックス化してそうした危険も放置される、ともかく「安全神話」を作りただ安全だと言っていれば良く肝心の安全は無視されてずさんだったのである
科学者でただ安全だ安全だとカルト宗教団体のように題目を唱えていれば安全になると思っていたのも不思議だとなる、それが科学技術者なのかともなる
神が仏が守ってくれるから安全だと思っていたのかとなる
実はそういうことを可能にしたのは政治とも権力化して一体化して強力な権力を持ったからだとなる
科学合理性とかは無視されカルト教団のようになり一切外部からの干渉を拒んだためだともなる
マスコミでも原子力村の一員と化して利権化していたら地元のマスコミでも何も言えなかったのである
権力とは常に危険なものであり暴走したりする、それは日本の戦争とかナチスとかでも起きている、権力の肥大化暴走をどう抑えるのかが大きな問題なのである科学技術と政治の問題が現代では大きなテーマとなっている
コロナウィルスでもそうである、科学者がいてウィルスにどう対処するかを言っても政治的判断で科学者に従わないということもある
政治家と科学の専門家とのせめぎあいが展開される
だから原発とコロナウィルスも似ていると思った
科学的合理性を言っても通じない、政治的判断でオリッピックも強引に進められる
原子力村がありオリンピック村があった
原子力村の利権はやはりフランスとかアメリカがかかわっていた汚染水浄化装置もフランスの会社とアメリカの会社が請け負った、それも実績もない会社である
それで日本制ではないのでトラブルが発生しても対処しにくいとしている
そもそも原発は日本の技術で最初から作られていない!
マーク1というお古の原子炉でもアメリカがもうけるために供給した
安全性が低いものでもアメリカは外国だから売ればいいとなっていた
外国になれば無責任化する、自国だったら責任が問われるが外国だと余りに問われないからである
外国だと武器でもなんでもうりつけてもうけるとなる、誰もよその国のことを責任持てないからそうなる、そこに他国に頼ることの危険がある
これはオリンピックでもそうだった、バッハ会長が利権のために金のために日本で危険でもオリンピックを強行する、中止すると莫大な金が入ってこないからである
オリンピック利権村があり原子力利権村があった
なぜ国民がこれほど反対しているのにオリンピックを強行しなければならないのか?
原子力村と同じくオリンピック利権村がありそれがIOCとか世界的に
利権化しているからやめられないのである
常に地震の危険にさらされている全国各地にある原発も止めねばならない、それができないのは膨大な利権が吹っ飛ぶからです
惨事は利権の執着が産んだのでありこの期に及んでなおその執着は下劣な情報操作に明確に現れているのです
これはなぜオリッピックに執着するのかと似ている、巨大な利権のためにやめられないのである、国民全体を無視しても一部の利権者のためにやめられないのである
また原発の場合は国防上、核兵器を作るプルトニウムを生産しておいて核武装するためだとしている
それで右では核武装派であり原発に反対しないのである、これも理解できないのである
それで武田邦彦氏が右の団体には仲間に入れないという、原発の問題は平和利用の反面
それが核兵器となることにある、それは人類滅亡にもなる危険なものにもなる
そういう目的もあり原発は危険なものとなる
米ソ冷戦では本当に核戦争の危機にもなったからである
今度は米中対立で核戦争の危機になる、原子力はそういう恐怖に常におびえていてければならないのである